ファイナンシャルプランナーオフィスGood Withのカベちゃんです。
今日は年金についてです。
よくある質問ですが、65歳を超えて働く場合に、年金額が減ってしますのでは?と気にされることがあります。
確かに「在職老齢年金」の仕組みがあり、65歳〜70歳で一定以上給料があれば年金が減額される仕組みがありますが、実は減額対象の方は多くはおられません。
というのも、減額される計算式があるのですが、
(基本月額+総報酬月額相当額ー46万円)÷2 の額が減額されます。
基本月額とはサラリーマン時代に働いていた給料の平均で決まります。
45年間サラリーマンだった方で、お伝えすると以下の通り
(入社から退職までの平均値です)
- 平均年収360万=基本月額7.3万
- 平均年収480万=基本月額9.8万
- 平均年収600万=基本月額10万
- 平均年収720万=基本月額14.7万
となります。
仮に45年間の収入の平均が年収720万(かなり高給の人)とすると14.7万円が基本月額となりますね。
では、総報酬月額相当額とは簡単に伝えると、「働いてからの月収がいくらか」ということです。
ということは上記の現役時代に平均720万の方がいくら以上稼ぐと年金が減額されるかというと
(14.7+総報酬月額相当額ー46万円)がプラスにならないといけないので、
【31.3万円】ということになります。
退職してから再雇用、又は、出向した方で月収31.3万円もらえる企業はほとんどないと思います。
年収720万を平均で貰っていた人でさえ、65歳以降で月に31.3万円以上もらわないと減額されないので、
「65歳から働くと年金が減額される」というケースに当てはまる方は多くないということです!
50歳を超えた方はねんきん定期便でご自身の年金額を把握されることをお勧めします(50歳以下の人でも定期便は見れますよ!)
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