インフレとは?〜日本の本当の狙い〜

今回はちょっと長めです。ご容赦ください!

ファイナンシャルプランナーオフィスGood Withのカベちゃんです。

たまにテレビやニュースなどで「インフレ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

インフレとはインフレーションの略称です。

意味は「物価が上昇する」ことです。

対義語はデフレーションで「物価が下がる」こと。

平成はデフレの時代と言われており、日本経済低迷の要因になっています。

現在の日本がやろうとしていることは、インフレを起こすこと。

「インフレ率年間2%を当分の間は継続させることが目標!」と言っています。

つまり
現在100円のジュースが
1年後→102円
2年後→104円
3年後→106円
という具合にですね。

要は物価を上げたいという事ですね。

〜国が行っていること〜

インフレ率2%を達成させるために日本は様々な施策をしています。

代表的なものを簡単に紹介します。

【1】お金の供給量を増やす

2013年以降、市場のお金の量は実際には30%増えています。

アベノミクスの「金融緩和」ですね。

つまり、僕らの資産も1.3倍になっていないとすると、実質的に資産は目減りしていることになります。

【2】賃金の引き上げ

最近ニュースで「大企業のボーナス過去最高!」

というニュースを見たことがあるでしょうか?政府主導で、経団連に働きかけて給料を上げる施策をしています。

さらに、最低賃金も引き上げています。

2018年10月現在の最低賃金です。ご自身が学生の時のアルバイトの時給と比べてだいぶ上がっているのではないでしょうか?

  • 東京:985円
  • 大阪:936円
  • 兵庫:871円
  • 京都:882円

参考 地域別最低賃金 厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/

【3】マイナス金利の導入

【1】とも絡んできますが、普通はインフレを起こそうとすると、金利は上がります。

金利が上がってしまうと、誰も借りてくれない
→銀行の収益悪化となるので、金利は下げたままに調整し、お金の価値だけを下げようとしています。

上記が国が行なっている政策です。

もしインフレ2%が達成されると、0.2%の利率の「定期預金」や「財形貯蓄」「円建ての個人年金」などの資産形成は急激に資産が目減りしていく状態になります。

〜なぜ日本はインフレを起こしたいか?〜

ここがものすご〜く大事ですが、国民向けには「景気を良くしたいから」と言っています。
(一般的に好景気には緩やかな物価上昇が良いとされている。)

ただ、日本には裏の思惑が実際にはあったりします。

そもそもインフレには2つの意味があります。

  1. 物の物価が上がる
  2. 円の価値が下がる→国の借金の価値も下がる

①物価が上昇することはわかりやすいと思います。

先ほどもあったように、現在100円のジュースが1年後→102円となることです。

今の20代〜30代の方は物心ついたときからずっとデフレの時代だったので、
物価が上がる経験をしていないのでよく分からないと思いますが、
これだけ国が本気で取り組んでいるので、
今後100%物価は上がります、、、というより実際上がっています。(詳細は下記)

②円の価値が下がる

インフレのもう一つの意味合いは、物価が上がるということ=円の価値が下がるということです。

100円を現在持っていたとして、100円のジュースは買えますが、
翌年インフレ率が2%になった場合、ジュースは102円になっているので、
100円しか持っていないと買えません。

これをする事で最も得をするのがこの国です。

現在、日本には1,000兆円を超える借金があります。

年間の収入60兆円、支出100兆円でマイナス40兆円は日本銀行から借りるということを、平成の時代からずっと続けています。

これが、円の価値を下げるということは、1,000兆円の借金の価値も下がるので、債務の圧縮になるわけですね。

そして一番損する人が「年金生活者」と「円での資産しか持っていない人」です。

〜インフレで得する日本〜

①年金問題

少子高齢化の日本の問題として「年金問題」があります。

人口が増え続ける前提で設計されているので、人口が減少してくると改革を行わなければなりません。

5年に一度、厚生労働省が発表している年金の財政検証というものがあります。

今年はその5年に一度の発表になるので、そこで詳しくお伝えしますが、
国が言っていることは、とてもシンプルにいうと、
「毎月20万円の年金はお届けしますよ(ただ、価値は現在の10万円ほどですが)」
というような内容です。
(最新の数字は今年の財政検証が発表されてから発信します!)

中々ぞっとしますね笑

ちなみにサラリーマンの方が給料天引きされている厚生年金も今後も上がる予定です。

つまり「給料(額面)は上がるけれども手取りは増えない、むしろ減る」ということです。

これを見る限り、国に面倒見てもらえる時代は終わり、
年金は自分で作る時代です。

②円安誘導

上記の施策をすることによって日本は大きく円安方向に向かいました。

金融緩和を発表する前は1ドル=92円ほどだったのが、発表後は100円を超え、現在は110円前後です。

これによってなぜ日本が得をするかというと、日本は世界で2番目にドルを持っている国です。

具体的には1.2兆ドルの米国債を持っています。
1ドル75円であれば →90兆円
1ドル120円であれば→144兆円
となり、財務上は円安の方が日本は得をします。

簡単にお伝えすると、
インフレを起こすことで、国の借金を目減りさせ、資産は増えるという方向性に持って行こうとしています。

〜実際に物価が上がっている日本〜

先日コカコーラが値上げを発表しました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40026330V10C19A1HE4A00/

追随するようにサントリー食品も値上げを発表しています。

このように今は企業と国との我慢比べの時期です。

企業もできれば値上げは避けたいはずですが、これだけ人件費が上がれば、値上げせざるを得ません。

よく「消費税が上がるから値上げする」と思われていますが、実際は違います。

増税の時期と合わせて物価を上げていくのが日本のうまいやり方ですね。

日本の役所の人は本当に天才だと思います。

〜時代に合った資産形成を〜

今日は少し難しい内容でしたが、インフレの意味など理解していただけましたでしょうか?

わかりにくい!と思われた方は説明が下手くそですいませんm(._.)m

最後に伝えたいことは時代に合った資産形成をしてほしいということです。

上記にもありますが、インフレ状況下で最も損をする人は「円での資産だけに頼って生活している人」です。

僕がよく、インフレに強い資産(外貨や不動産)は持っておいてくださいとお伝えしている理由です。

日本の金融機関はこぞって運用先を外貨の割合を増やしていますし、
日本の年金を運用する機関のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)でさえ、日本国内の運用を減らして、外国株や不動産株(インフレ時に強い資産)を増やしています。

下記の表で分かるように、資産の約4割は海外資産です。ちなみに短期資産8.58%というのが不動産などの資産です。

GPIFの運用先ポートフォリオ

参照:年金積立金管理運用独立行政法人HP

ここまで書くと、
「昔は良かった」
「今からの時代の人はかわいそう」
「バブル時代を経験したい」
という声が聞こえてきそうですが、当然無理ですし、残念ながら嘆いていても何も始まりません。

現状を分析し、行動に移していくことが大切かなと思います。

そういう意味で、偉い人が良く言う「一生勉強」という意味が最近わかってきたように思います笑

とっつきにくいかもしれませが、新聞や本など読んでみるものいいと思いますよ!

お金の勉強会セミナーなどにも参加してみるのも面白いかもしれませんね!

講師がいなければ、僕が行きます(^.^)

めんどくさいから人に任せる!という方は信頼できるファイナンシャルプランナーへ相談を♫

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