お世話になります!
ファイナンシャルプランナーオフィスGood Withのカベちゃんです。
新年早々、あまり楽しい話題ではないですが、とても危機感を覚えている話題なので注意換気の声をあげたいと思います。
手口が巧妙で親側からも把握しにくいので、少しでもなくなれば良いと思い、こちらに書いていきます。
結論、投資詐欺案件が学生や20台前半を中心に広まっているということです。
その手口を下記に紹介します。
【 入り口はSNSや友達の紹介など 】
まず、どこで詐欺案件に触れるのかというと、SNS(Twitterが多め)や仲の良い友達から紹介されるパターンが多いです。
SNSの場合は喫茶店やカフェで詐欺案件について話をされます。
相手がグループの場合も多く、その場合は案件を紹介する人、契約する人、フォローする人がそれぞれ別々の場合がありますので、注意して下さい。
【 要注意キーワード3つ 】
- 投資
- 自己成長
- 楽して稼げる
このキーワードが全て当てはまってくるのであれば、非常に危険です。
ターゲットは好奇心旺盛でかつ、現在や将来に不満、不安を持っており、社会経験も乏しい20代前半の人(圧倒的に男性が多い)で、色々な手口を使って勧誘してきます。
- 儲かるセミナーがある
- 海外の投資案件がある
- 将来的には海外で働ける(留学できる)
などなど
【 特に悪質なのはローンの推奨(親にバレにくい方法)】
多くの場合が初期費用〇〇万円など、ある程度まとまった金額を要求されるのですが、学生や若い人にとっては大金です。
では、どうするのかというと、ローンを組む事を推奨してきます。
- クレジットカードローン
- プロミスやアコムなど消費者金融
- カーローン(銀行に車を買うと嘘をつき、融資させる。車屋とグル。当然、虚偽の融資案件なので犯罪)
これらの金利は高いもので14%ぐらいのものがあり、ほぼ闇金レベルの金利です。
そして、特に苦労もなくお金が借りれることを知った人はすぐに次の案件に手を出してしまい、気づいたら100万円以上の借金になっているというケースが多いです。
さらにタチが悪いのが、最近のローンなどはオンライン上で行われるケースが多く、借金返済の紙が自宅に届かないケースが多いということです。
つまり親が把握せずに、子供だけで全て完結できてしまうので、話が大きくなってしまう傾向があります。
そして、かつ、契約書などが特になく、口頭で説明される事が多いので、証拠に残りにくいという点も厄介です(おそらく詐欺側が形に残らないようにしているのでしょう。実際、形としての証拠がなければ警察や消費者センターでも対応してもらえません)
【 本当に怖いのは洗脳 】
一旦、この話を受け入れたり、お金を払ってしまっていた場合は、後戻りできないと感じることが多く、その他の意見に全く耳を傾けない場合があります。
この場合は、とても厄介で、本当に痛い思いをしないと目が覚めないことがほとんどです。
基本的に洗脳状態にある場合は、ほっておくしかないかなというのが個人的な意見です(目が覚めたときに手を差し伸べてあげる事は重要)
【 どうすれば防げるか 】
まずは「うまい話が20代そこそこの年齢の自分に回ってくるはずがない」ということを常に自覚するべきです。
こんなことをいうと身も蓋もないですが、そんな方法があれば少なくとも自分の親、兄弟、友人含めみんながやっています。
そして、他人には言いません(笑)
他人に勧めてくるということは、仮に損しても「自分には関係がないから」です。
そして、仮に仲の良い友人が稼いでいたとして、その友人以外の誰が稼げているでしょうか?(おそらくその案件を紹介してくるのは、友人にとってメリットがあるからです)
もし尊敬できる人やカッコイイと思う人がそのような事を言っているのであれば、ついていくべき人を間違っていますし、
少なくとも、その相手が将来ある若者のためを思って本気でアドバイスをしているなら、闇金レベルの金利でローンを組ませて何かにチャレンジさせることは絶対にないと断言します!
1人でも多くの若者にこのメッセージが届きますように願っています!
もし、該当される方で、親に言えないことや悩み事があればお気軽にご相談下さい。
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