株価暴落でも安心の投資方法の【 つみたて投資 】の魅力について解説

ファイナンシャルプランナーオフィスGood With

お世話になります。
ファイナンシャルプランナーオフィスGood WithのFPかべちゃんです。

2020年も1ヶ月ですが、株価のニュースが頻繁に流れてきていますね。

日本経済新聞 日経平均続伸、終値2万6537円 29年半ぶり高値更新

【米国市況】ダウ3万ドル台、S&P500最高値

つい半年前は株価暴落というニュースが踊っていましたが、今は全くそんな気配さえありません。

こんな情勢の中で質問が多かったのが、
「暴落や暴騰が次々に起こっていつ投資を始めたら良いのかわからない」
という意見や
「こんな株価が乱高下するなんて、投資ってやっぱり怖い」
という意見もあります。

今日はそんな株式投資の中でも初心者向けで非常に始めやすい「つみたて投資」について解説していきます。

株価が長らく低迷しても黒字になる投資法
つみたて投資の魅力はここにあります。

例えば、この以下の図1をご覧ください。

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図1

 

これは1万円の株価が5年目までに2000円まで下落し、10年目にやっと4000円まで戻ったという株価の推移となります。

具体的には

1年目 10000円
2年目 8000円
3年目 6000円
4年目 4000円
5年目 2000円
6年目 2000円
7年目 2000円
8年目 2000円
9年目 2000円
10年目 4000円

という推移となります。

当初の1万円からすると60%の下落となり、もし1年目に100万円投資していたら合計100株(100万円÷10000円)持っていることになるので、10年目には40万円(4000円×100株)という状態となります。

いわゆる高値掴みとなり60万円の損です。
これは悲惨ですよね。

さて、では値動きの商品を一括ではなく、毎年10万円ずつつみたてで購入していくとどうなると思われますでしょうか?

先に答えをいってしまうと、136万円です。

投資元本が100万円なので、136%となり、損失どころか36万円もプラスになります。

「どうして株価は下落してるのにプラスになるの??」

そう思われた方も多いのではないでしょうか?

答えは購入できる株式数と引き出す際の株価にあります。

【 つみたて投資の2つのポイント 】

■株式数
先ほどの図1では毎年10万円を購入していくので、取得株式数は以下となります。

1年目 10株(100万÷1万円)
2年目 12.5株(100万円÷8000円)
3年目 16.66….株(100万円÷6000円)
4年目 25株(100万円÷4000円)
5年目 50株(100万円÷2000円)
6年目 50株(100万円÷2000円)
7年目 50株(100万円÷2000円)
8年目 50株(100万円÷2000円)
9年目 50株(100万円÷4000円)
10年目 25株(100万円÷4000円)

となり、合計株数は約339.16株となります。
ここに一括投資の違いが現れます。

1年目の1万円の株価の時に100万円使って取得できたのは100株でしたが、
毎年つみたて投資で10万円ずつ購入した結果339株という株式数を取得することができたので、一括投資よりも3倍以上もの株式を取得することができています。

■引き出す際の株価
つみたて投資の場合、株式数も大切ですが、引き出す際の株価も重要になります。
図1では4000円でしたね。

これがもし図2のように2000円のままであれば、評価額は728,333円となり、元本を割ってしまいます。
それでも一括投資よりはマシですが。

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図2

 

以上からわかるようにつみたて投資は、値下がりの恐怖はそんなに気にしなくて良い投資方法であることがご理解いただけたかと思います。

【失われた30年の日本につみたて投資していたら?】

平成の時代はバブル崩壊に始まり、そこから日本の株価は長らく低迷してきました。

つい最近29年ぶりの高値で26,000円と騒がれましたが、日経平均株価のピークは僕が生まれた年の1989年の12月29日の38,915円です。

この時に一括投資していた人は非常に辛い思いをしたはずです。
しかしつみたて投資をしていた場合は違います。

以下の図は三菱UFJ国際投信さんのHPより引用したものですが、バブル崩壊直前に一括投資した場合とつみたて投資をした場合とで比較されています。

結果はつみたて投資の方が倍以上の結果となっています。

つみたて投資で大切なこと3選

①継続すること
こちらの記事にも書きましたが、つみたて投資において最も大切なことは継続することです。
様々な投資の本にも書いてありますが、この継続というものが非常に難しいのが投資の世界です。
感情面をコントロールするのは難しいですが、とにかく一度つみたて設定して後は忘れるぐらいの方が望ましいかと思います。

そして暴落時も落ち着いて淡々と投資できるかどうかが明暗の分かれ目となります。
むしろつみたて投資の場合、株価低迷機期にはより多くの株式数を購入できるので、好都合です。

②貯金額を増やしておく
①にも関係しますが、継続するためには、すぐに引き出すことがないように十分な現金を準備しておく必要があります。
この金額は人によりますが、最低半年分の生活費がまかなえるぐらいの貯金額は欲しいところです。

これがないと、急な入用の際に引き出してしまったり、暴落時に狼狽売りしてしまったりするので、つみたて投資のメリットが十分に発揮されないからです。

③少額からでも良いので、まずはやってみる
実際に自分のお金でつみたて投資をしてみましょう。
実際、僕の友人周りでもつみたて投資をしている人はほとんどいません。
ご相談に来られる方でも、つみたて経験者は半分にも満たないのではないかと思うほどです。
早ければ早いほど恩恵を享受できるので、証券会社から口座申し込みしていきましょう。
おすすめは楽天証券かSBI証券です(品揃えの豊富さ、手数料の低さなど業界トップクラス)

元手は不要。若年層ほどつみたて投資を!
将来の年金問題をはじめ若年層の老後資金の問題は自分で解決していくしかありません。

それを解決していく一つの手段がつみたて投資だと僕は思っています。

一括投資の場合、元手がある程度必要なので、資産規模が小さい若年層には不向きな投資手法ですが、つみたて投資であれば、毎月の給料からいくらか分けておくだけで実践可能です。

淡々と投資をしていくことによって将来確実に自分の財産を築くことができるはずです。

今はNISAやiDeCoなど国が主導している非課税枠制度もありますので是非一歩踏み出して欲しいなと思います。

今回お話させて頂いたのは、以下の書籍を参考にさせて頂きました。

ファイナンシャルプランナーオフィスGood With

「半値になっても儲かる つみたて投資」 星野泰平著

 

もっとつみたて投資のことが知りたいと言われる方には是非おすすめの本なので、手に取ってみてくださいね。

 

 

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